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原子力爆弾と原子力発電所事故の違い

長崎の原爆資料館に行きました。
ひどい兵器だ、と思いつつプルトニウムの爆弾なのに、戦後数年から数十年で長崎市街は復興しています。
除染とかしたんでしょうか?
どうしてこんなに早く人が戻ってきたのはなぜでしょうか?
福島の原子力発電所事故との違いは何でしょうか?

投稿日時 - 2019-11-03 04:58:35

QNo.9674270

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

広島に投下された原爆と福島第一原発の核分裂の燃料はウラン235、長崎に投下された原爆の燃料はプルトニウム239。同じではありません。ただ、残留放射線の懸念は同じです。原爆と原発事故の結果の違いは、原爆の場合一気に核分裂の連鎖反応を起こさせるので強大なエネルギーが生まれる事。それによってエネルギーが熱線、爆風、放射線として放出され殺傷や破壊を行うのですが、そのエネルギーは爆弾を中心として球状に一方向に放射されるため、瞬時に多大な被害を与えたのちに短時間で消えてなくなってしまいます。核分裂の結果として生成される放射性同位元素からも放射線が発生するのですが、爆発時の超高熱によって一瞬で蒸発して大気に四散・希釈され気流に乗って拡散してしまったと考えられます。
一方で、原爆投下時に爆心近くにおらず、被害を知ってから家族を助けようと戻ってきた人の中に、二次的に被爆した人もいると言いますから、残留放射線が残っていたのも事実の様ですが、これは爆発時に放出された放射線の中の中性子線が土中の物質を励起させ、そこから発生する放射線による影響の様です。これらの残留放射線は24時間で20%くらいまで減衰すると言う資料もありましたので、短期間で影響がなくなるのだと思います。
一方の原発ですが、ウラン235の核分裂によって生成されたセシウム137やヨウ素131などの放射線同位元素を生成しますが、それが水蒸気爆発によって放出され広範な地域に降り注ぎました。これらの同位元素はβ崩壊によりβ線(電子)を放出するのですが、空気中でもあまり遠くまで届くことができず降り注いだ地面に汚染されていない土をかぶせてしまえば封印できます。そこで、汚染された地表を薄く取り除き、上から汚染されていない土をかぶせて除染しています。ただ、セシウム137は半減期が30年もあり、いつ何時除去できずに残った土壌が表に出てこないとも限らず、完全ではないです。それよりも被害が指摘されているのがヨウ素131。ヨウ素は半減期が8日間と短いものの、体内に取り込まれると甲状腺に蓄積される特性があって、短期間の間にも体を傷つけ甲状腺がんになるリスクが高いと言われています。そこで、放射線を放出しない安定ヨウ素を材料としたヨウ素剤を早期に服用して、ヨウ素131が甲状腺に蓄積されにくくすると言う対策をとります。

説明が長くなりましたが、原爆では人体、生物に影響を及ぼす放射性同位元素が四散して希釈されるのに対して、原発事故では周辺の広範囲に降り注ぐと言う違いがあります。

投稿日時 - 2019-11-03 18:57:49

お礼

回答ありがとうございます。勉強になります。

投稿日時 - 2019-11-04 20:09:21

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回答(8)

ANo.8

#4です。補足します。
放射線被曝の問題は、1. ウラン235やプルトニウム239の核分裂から発生する放射線、2. 核分裂から生成される放射線同位元素から放射されるもの、3. 核分裂によって生じる中性子線などで励起された物質から生じる放射線、の3種類が考えられます。

原爆は、1,3 が問題になり、原発事故は2。
原爆も原発も材料のウランやプルトニウムは大半が核分裂せず残ります。ただウラン235もプルトニウム239も半減期が数億年ととてつもなく長く、残留放射線の元にはなりません。いずれにしても原爆の場合は、爆発時に四散してしまうと思われます。
原爆と原発では使用するウラン、プルトニウムの量が全く違い原発での使用量が圧倒的に多いのですが、そのことで残留放射線被害の比較をするのは意味がないことです。

投稿日時 - 2019-11-04 15:41:02

お礼

回答ありがとうございます。勉強になります。

投稿日時 - 2019-11-04 20:11:12

ANo.7

 現在は放射線量が管理され、高い場所には立ち入り制限などが行われます。
 原爆投下の時には放射線の影響がわかっていませんでしたから制限がなく、救援などで立ち入った人が被爆者になってしまいました。
 もし、放射線の健康被害がわかっていたら早く戻る事は無かったと思います。

 原爆と原発の大きな違いは、一気に爆発させるか制御しながらエネルギーを取り出すかです。
 原爆は核物質の補充がありませんので、減るだけです。それでも重大な健康被害がありました。
 福島の原発は地震で自動停止したはずですが、冷却ができなくなり炉心溶融してしまいました。臨界状態でなかったので、最悪の事態は免れています。そうは言っても被害は甚大です。
 原発内には今も核燃料や炉心溶融したデブリなどたくさんの核物質が残っています。完全な封鎖はできていませんので、これからも水や空気などに触れて外へ出ます。炉心溶融した原子炉内はまだ何もできていない状況で何年かかるかわかりません。それが終わらない限り不安は残ります。

投稿日時 - 2019-11-04 14:24:40

お礼

回答ありがとうございます。勉強になります。

投稿日時 - 2019-11-04 20:10:38

ANo.6

 >どうしてこんなに早く人が戻ってきたのはなぜでしょうか?
 他の方も書いていますが、放射線被爆による健康被害について知られていなかった。
 だから何の規制もなかった。
 >福島の原子力発電所事故との違いは何でしょうか?
 これは、放射線物質の量の桁が違います。
 長崎型原爆の中心のプルトニウムの量は6.2kgであり、福島潟原発一基の内部にある核燃料は、記憶によると約250トンほどであったと思います。(いま調べてみたのですが、はっきりしません。)
 核燃料中のウラン235の量は3パーセントですが、反応が進むと放射性物質が増えてきます。
 250トン中にどのくらいの放射性物質があるかについては知りませんし、大気中に放出された放射性物質の量についても諸説があります。
 しかし、どのように考えても、放出された放射性物質の量の桁が違うと思います。

投稿日時 - 2019-11-03 20:04:36

お礼

回答ありがとうございます。勉強になります。

投稿日時 - 2019-11-04 20:10:04

ANo.5

えーと、これから今の科学では認められていないことを書きます。

広島も長崎も、除染などしていません。
多くの汚染物質が、雨で流されたとなっていますが、本当は違います。

微生物による生体内原始転換で、別の害のない物質に元素転換された可能性が高いのです。

福島もそうですね。あれだけ原発から汚染物質が流出したのに、検知される放射線は、かなり低いです。
これも、多くの汚染物質が原始転換されたものと、考えられます。

チェルノブイリは、今では自然が多い茂って、野生の楽園となっているようです。
多くの人の予想どおりなら、死の荒野になっていたでしょうが。
日本のように雨が多ければ、もっと早く無害化したかもしれません。

生体内原始転換は、今の科学では認められていませんので、私のヨタ言に過ぎませんが、以上ご参考まで。

投稿日時 - 2019-11-03 19:48:38

お礼

回答ありがとうございます

投稿日時 - 2019-11-04 20:09:41

ANo.3

>除染とかしたんでしょうか?

そういう概念がありませんでした。広島や長崎では原爆によって巻き上げられた泥や埃、ススなどが雨となって降りました。まるで重油のような粘り気のあった雨だったといいます。この雨には大量の放射性物質が含まれていて、この雨を浴びて二次被曝した人たちがいます。
また、救援のために翌日以降に多くの人たちが広島や長崎に入りました。この人々もまだ放射性物質が残る現地で二次被曝をして、健康被害を受けました。

大戦後にアメリカ軍は爆発する原爆に向けて兵士を歩かせるという今から思うと狂気な実験を行っています。これで健康被害を受けた兵士が続出しまして、広島や長崎のデータも合わせて「核爆発があった場所はまだそこに放射性物質が残っているから除染しなければならない」ということが分かったのです。

>どうしてこんなに早く人が戻ってきたのはなぜでしょうか?

「立ち入ってはならない」という政府の命令はなかったですからね。それに、当時はアメリカ軍くらいしかガイガーカウンターを持っていなかったので、目に見えない放射性物質はそこに存在するかどうかも当時の人々には分かりようがなかったと思います。

>福島の原子力発電所事故との違いは何でしょうか?

死者数は桁違いですね。公式的には、福島第一原発事故で放射線を原因として亡くなっている人はいません。吉田所長が急逝されましたが、現場にずーっといて被曝したのが原因だったのか、あるいは凄まじいストレスによるもの(生前のインタビューでは「東日本に人が住めなくなると思った」とおっしゃっていました)かは分かりません。
広島の原爆では、広島市の公式発表では14万人が原爆で直接的に亡くなっているということです。東京大空襲の死者が8万人と推定されていることからも、原爆の凄まじさがよく分かります。

投稿日時 - 2019-11-03 13:10:35

お礼

回答ありがとうございます。勉強になります。

投稿日時 - 2019-11-04 20:08:53

ANo.2

いいところ突きましたね。原爆も原発も原理は同じです。爆発させるかしないかだけです。プルトニウムを頭上からばらまかれて放射能まみれになって、広島はおそらく100年ぐらい人は住めない場所と言われました。それなのにすぐに家が建ちはじめ、人が住み、緑が増え、2年後にはもとの広島に戻りました。核種(プルトニウム、ウラニウム)がばらまかれていない福一なんて、どうと言うことはありません。広島、長崎の歴史的実がそれを示しています。大量の核種が飛散してしまったチェルノブイリはもう少し深刻ですが。

投稿日時 - 2019-11-03 11:28:25

お礼

回答ありがとうございます。

投稿日時 - 2019-11-04 20:08:11

ANo.1

初期放射線量について
福島原子力発電所が爆発したとき,核分裂は既に停止されていた状態ですから初期放射線量は非常に小さかったと思われます。長崎の原子爆弾の方は核分裂をさせた状態ですから期放射線量が格段に多い。だからこそ原子爆弾で多数の人が一瞬にして亡くなったのです。
残留放射線量について
福島原子力発電所から放出された放射性物質量は多いので,それに応じて残留放射線があり,今でもその影響が強く残っています。それに比べて長崎の原子爆弾の方では,爆発時は超高熱状態であり周りの空気を気化させ上昇気流を作りました。放出された放射性物質はこの気流に乗って世界中に拡散されたと思われます。実際に爆心地周辺における放射性物質量はそれほど多くありません。除染とかをするまでもなく原子爆弾自体が放射性物質を全世界に移動させたということです。

投稿日時 - 2019-11-03 05:37:42

お礼

回答ありがとうございます。勉強になります。

投稿日時 - 2019-11-04 20:07:22

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