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解決済みの質問

WAIS-IIIの結果の解釈について

不注意優勢型ADHDの疑いがあり、病院の薦めでWAIS-IIIを受検しました。
結果を検査者の方にご説明いただいたのですが、結果に動転していたのと、WAIS-IIIから何がわかるのか理解できていなかったため、あまり質問ができませんでした。下記の結果(特に下位検査)からどのような傾向、得意不得意が読み取れるのか、教えていただけると大変助かります。
またもう一度検査者の方に説明をお願いしようと考えているため、その際に聞くべきこと等ありましたらご教示ください。

<WAIS>
全検査IQ:115 言語性IQ:125 動作性IQ:98
<郡指数>
言語理解:126 知覚統合:95
作動記憶:103 処理速度:118
<下位検査>
単語:17    配列:8
類似:14     完成:9
知識:13    積木:9
理解:16    行列:10
算数:14    符号:13
数唱:10     記号:14
語音:8    組合:9

群指数については簡単にご説明いただき、作動記憶については心当たりがあります。
聴覚情報が苦手で、議事録をうまく作成することができません。記録のためメモを取っている間に話されている内容が頭に入ってこず、ついていけなくなってしまいます。通常の会話でも四人以上となってくると理解で精一杯で自分の発言にまで手が回らなくなることがあります。聞き間違えや、言われたことが頭から抜けてしまうことも周りの人よりは多いと思います。ケアレスミスも多めなこともこのあたりが絡んでいるのかなと推測しています。
ただ、知覚統合が低いことがあまり実感がありません。知覚統合が相当する検査において困難を感じたのは確かですが、知覚統合が低いことで、日常生活でどのような苦労があるのでしょうか。

質問が長くすみませんが、少しでもわかることを教えていただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。

投稿日時 - 2018-12-03 21:51:07

QNo.9564353

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

dec_ho様

返事が遅れ、恐縮ですが、補足でお尋ねいただいた2つの点についてお答えします。

I)知覚統合に関わる応用力、直観的推理・思考
「応用力」は、さらに具体的に書けば、「見た目が変わっても、それにとらわれずに解けるか」ということになります。
また「直観的推理・思考」は、算数の文章題や応用問題を解く力に典型的に発揮されます。
したがって応用力は視覚的な情報への関わりが大きいのに対して、直観的推理・思考は、必ずしもそうではないということになります。

なお、前回の回答にお示しした解釈は、あくまでもWAIS-IIIの数値的な結果のみに基づいて考えられる「仮説」ですから、dec_ho様の実際のご様子と一致しなければ、別の可能性を考える必要があります。
「片付けが苦手以外は思い当たらない」とうことですので、知覚統合の群指数が95と他に比べ低かった理由は、何か他にあると考えられます。
しかし、この点について、今回のご質問文や補足にある情報からは、分かりません。

ご自身のメモにつきましては、言語理解が得意でいらっしゃいますので、文章や箇条書きのリストなどが適していると考えられます。
しかし、これも検査結果に基づく仮説ですので、実際に試してご覧になってください。

なお、最初の回答では触れませんでしたが、作動記憶が苦手な方は、人の話を聞いたり、会議に参加したりしながらメモを取ることが不得意ということはよくあります。
これは、最初の回答に書きましたように、「聴覚的ワーキングメモリー」の弱さによる特徴です。
聞き間違い、聞き漏らし、同時に複数のことをするのが苦手、ミスをしたとき頭を切り換えられない(その結果、同じようなミスを繰り返す)、暗算が苦手といったこともおありかもしれません。
これらには、注意力も関わりますが、ワーキングメモリーの弱さによるところが大きいものです。

一般論としては、時間をゆっくり取る、メモを渡してもらう、ICレコーダやカメラで記録する、視覚的な補助手段を用いるという対処をとります。

ワーキングメモリーを訓練する業者やアプリもありますが、その効果は限定的で、訓練に使用したあるいは類似の課題にしか効果がありませんので、お勧めできません。
その代わりに、集中力のトレーニングの方が効果的かも知れません。
私自身は子ども用のプログラムしか承知していませんが、参考までに揚げておきます:
上嶋恵(2013): 3 ステップ聞くトレーニング:自立と社会性を育む特別支綾教育.さくら社.
NPO フトゥーロ LD 発達相談センターかながわ(2014):聞きとりワークシート(1) 言われたことをよく聞こう編.かもがわ出版.
NPOフトゥーロ LD 発達相談センターかながわ(2015):聞き取りワークシート(2) 大事なところを聞きとろう編.かもがわ出版.
上島恵(2008):教室でできる特別支援教育- 1 分間集中トレーニング.学陽書房

2)苦手さや短所の改善
苦手さや短所の改善につきましては、努力の割りに成果が上がらない、意欲的な取り組みを持って努力を続けることが難しい、かえって自信をなくすことも多いということから、困難であるとお答えしました。

視覚的な認知については、苦手感はあまりないということでした。
あまり複雑でなく、シンプルな視覚的な刺激、視覚的情報は、作動記憶の弱さへの補助手段に仕えるかも知れません。
片付けについても、ラベルやしきりを用いる、見本を使うなど「視覚的な構造化(シンプルにして分かりやすくすること)」をなさるとよいかも知れません。
あるいは、色や写真を手がかりにして分類するということも有効でしょう。

なお、最近では、大人の発達障害、ADHDの特徴がおありの方に向けて、日常生活や仕事の上での工夫を解説した本もたくさん出てますので、それらを参考になさると、よりよいヒントが見つかるかもしれません。

投稿日時 - 2018-12-12 15:50:10

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回答(3)

ANo.2

お求めの回答になりませんが、
AD/HDの疑いがるあるということを
1つの個性と考えて、深追いしなくても
宜しいのではないでしょうか。

「議事録」の作成を任されているのであれば、
とりあえず、複数のヴォイスレコーダーに
録音しておいて、文章に起こせば、それなりの
会議録にはなり得ますので、検討しませんか。
[複数の録音機で録音するのは、諸種のトラブルを
想定しての保険の意味です]

[《疑いがある》ということなのですが、
そちらの地域の「発達障害者支援センター」を
訪れて、相談してみませんか。
リハビリ・プログラムも有りますしね。
〈(私個人的には)メンタル系の病気や障害のある人には、
自宅・自室で可能な学術的なお仕事を開発して、
その世界で活躍されることをお勧めしています〉]

早期に、アナタ様に与えられている天賦の才を
見つけ出してくださる人との出会いがあることを
祈っています。

人生を、怡しんで!
CiaoCiao.

投稿日時 - 2018-12-05 12:24:50

お礼

ご回答いただきありがとうございました。

pipipi911様が仰るとおり、わたし個人としてもADHDの診断がおりるか否かについては特に拘りはありません。ただ、詳細はこちらに書きませんが、特定の事柄をこなす上で困難を感じていることは事実ですので、その対策としてADHDの対策が有効であれば利用したいと考えている所存です。現在は通院先で行動療法を受けております。
学術的な仕事も検討はしていますが、それで生活を成り立たせるにはそれなりの険しい道のりがあると認識していますので、最終手段として考えております。
(ちなみに会議でのボイスレコーダーの利用は禁じられているため、他のやり方を模索している最中です)

自分にできることを活かして、何かしらの役にたつ、充実した人生を送れたらと思っております。
pipipi911様にも実りある日々がありますように。

投稿日時 - 2018-12-11 00:24:21

ANo.1

臨床心理士です。

WAIS-IIIは、日本だけでなく、世界でもっともよく用いられている大人用の知能、認知能力の検査です(現在は、その最新版であるWAIS-4が出版されました)。
しかし、ADHDなど、発達障害の診断にはあくまでも、その結果は、参考資料として用いられます(もちろん、ADHDの方に多いパターンというものは知られています)。

3つのIQと、言語理解~処理速度の4つの群指数の標準得点は、ある年齢のグループの中で平均的な成績を取ったとき、IQ(標準得点)=100となる、相対的な得点になっています。
IQ、標準得点ともに、90~109が「平均」の範囲とされます。
ただし、得点そのものが平均もしくはそれより高くとも、他の得点に比べ統計学的に有意に低い場合、それが測定する能力は苦手と考えた方が良いとされます。

また、下位検査は、言語性、動作性ともに、結果は評価点が用いられています。
この評価点は、ある年齢グループの中で平均的な成績の時に10になるよう得点化されており、7~12が、「平均」とされています。

4つの群指数はそれぞれ次のような能力を測定しています:
・⾔語理解……語彙力、ことばによる説明力、ことばで考える力、常識的な社会的知識、常識的な知識
・知覚統合……視覚的な情報の理解力・表出、視覚や空間の認知、視覚-運動協応(作業するところを目でしっかり見て対応する能力)、視覚的情報をもとに考える力、応用力、直観的推理・思考
・作動記憶……聴覚的ワーキングメモリー(何かの心理的作業、課題をするとき、それに必要な情報や、目標(何をするか)を記憶しつつ、その作業・課題をする記憶力)、聴覚言語的な一時的記憶力(暗唱、暗算などに必要)、注意力、集中力の源
・処理速度……作業を速やかに進める力、要領や段取りのよさ、単調な反復作業において集中力や動機づけ(意欲)を安定して維持する力、筆記技能、視覚-運動協応、視覚的ワーキングメモリー

質問者様の場合、群指数では、次の指数の間に統計的な有意差が認められます:
言語理解>知覚統合
言語理解>作動記憶
知覚統合<処理速度
作動記憶<処理速度

つまり、おおざっぱに言って作動記憶と知覚統合が苦手と思われます。
作動記憶について思い当たるというところは、作動記憶が苦手な方によく見られる特徴です。

知覚統合が測定する能力は上に書いたとおりですが、もう少し具体的に例をあげると、視覚的な情報の理解、視空間認知(地図を読む、数学の図形問題の理解など)、美術で絵を描いたり、図やイラストで説明、理解するといったことが苦手、片付けが苦手といったことがありえます。

心理士さんに改めてご相談になる際には、日常生活やお仕事、学業の上でお困りのことを具体的にお示しになって、それらとWAIS-IIIの結果がどのように関連するか、どのような対応が良いかを具体的にお困りの点に応じてご確認ください。

対応につきましては、苦手なところや短所を訓練などで改善するのは難しく、効果が上がりにくいので、長所や得意なところ(言語理解、処理速度)を活用する、あるいは、短所・苦手なところに負担をかけないで済む方法や、長所でそれらをカバーするやり方をお考えになることをお勧めします。

必要でしたら、またここにご質問をなさってください。

投稿日時 - 2018-12-04 17:47:10

お礼

お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。
ご丁寧に回答いただきまして感謝いたします。

回答を拝見した上で、以下の二点が気になっております。
恐れ入りますが、可能であれば追加でお伺いさせてください。

1)知覚統合のカバー範囲として、応用力、直観的推理・思考と書いていただきましたが、こちらも主に視覚情報に関してでしょうか?それとも思考一般に関する応用力、ということになるのでしょうか。
視覚情報が苦手、ということならば、自分用のメモは図解ではなく文章でのリストを作成する、等で対応できるかと考えております。
ですが、思考一般に関する応用力、直観的推理・思考ということであれば、得意分野でカバーすることは困難に感じられて途方に暮れております。

2)苦手や短所を改善するのは困難、とご回答いただきましたが、やはり可能であればのばしたいと考えております。
先述したとおり、わたしは知覚統合が一番低く苦手という結果が出ていますが、ご教示いただいた例の中では片付けが苦手、以外は自覚している範囲ではさほど苦痛を感じた記憶がありません。美術も好きでしたし、成績も比較的良かったです。
作動記憶に関しては自分も苦手意識があるので、これは諦めておりますが、知覚統合に関して苦痛を感じない範囲でのばす、というのは現実的ではないのでしょうか。

どちらも無理を言って申し訳ありません。
お手すきの際にでもお答えいただけますとありがたいです。

投稿日時 - 2018-12-11 00:09:46

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