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解決済みの質問

「明冷」の読みを教えてください

時候のあいさつに使う「明冷」の読みを教えてください。よろしくお願いいたします。

投稿日時 - 2017-12-09 09:13:05

QNo.9405906

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

結局「明冷」という言葉の由来や読みはわかりませんでしたが、勤務先の資料室で調べた過程でわかったことを報告します。

まず、「日本国語大辞典」だけでなく「大言海」などかなり古い辞典類も引いてみましたが載っていませんでした。漢和辞典も同様です。それでは‥と大正末から平成までの「手紙の書き方」について書かれた以下の5冊をざっと調べてみました。

1.現代手紙大鑑 桑田春風著 岡村書店 大正13年7月
2.現代の書簡 服部嘉香著 誠文堂 昭和3年11月
3.現代書簡文範 丸山林平著 創元社 昭和27年7月
4.いい手紙・うまい手紙 槌田満文著 文藝春秋 昭和42年7月
5.デカ字版 手紙・はがき書き方事典 中川 越著 講談社2002年11月

しかしこの何れの「時候のあいさつの例」にも「秋冷の候」やこれのバリエーションは載っていましたが、「明冷(の侯)」は掲載されていませんでした。また国語辞典や日記帳の巻末の付録として「手紙の書き方」が付いているものがあり、いくつか見ましたがこれも同様で「明冷」はありませんでした。こうしたことからこの言葉は少なくとも「時候のあいさつとして昔から広く使われていた言葉ではないであろう」ということがわかります。

しかし、現在インターネットで検索すると、「明冷の候」が堂々と登場しています。これは何故でしょうか。これから先は回答者の勝手な推測です。

秋の朝の冷え込みを意味する「朝冷え」という言葉は昔からあり、秋の季語ともなっています。この朝冷えという言葉からの連想と、「秋冷え」という言葉の語感に近いことから、明け方の冷え込みという意味で「明け冷え」という言葉を使う人が現れ、明け冷えの季節→明冷の季節→明冷の侯が誕生したのではないかと思います。ただしこれは仮説であり、具体的な証拠はありません。

なお、上で挙げた「手紙の書き方」のうち最も古い1の時候の用語例に、次の文が添えられていました。「かういふ用語例を挙げれば際限はないが、かうして並べて見ると、何れも平凡な紋切型に堕した嫌ひがある」

100年近く昔に既にこういう批判が出ていることを考えますと、「明冷の侯」が近年になってにわかに目につくようになったのは、「平凡な紋切型」を避けようとしたためではないかとも感じます。

投稿日時 - 2017-12-13 22:13:22

お礼

ご回答ありがとうございました。多くの文献を丁寧にお調べいただいたようで、恐縮です。ご推察にも大いに肯く次第です。

自分も文部科学省か総務省かに問い合わせてみようかと思いつつ、要領を得ないまま果たせず今に至りましたが、ご回答者様各位のご明察以上の情報は得られないかもと感じております。「明冷」という熟語の字面には結構な良さが感じられ、時候の挨拶によろしいなと思っておりましたが、正体不明であるので使うことは避けました。

言語は変わっていきますので、いずれこの謎の熟語が辞書に載るようなときも来るかもしれませんね。不思議なことばに出会えたことと、ご回答者様各位の懇切丁寧なご回答をいただけましたことに感謝いたします。ありがとうございました。

投稿日時 - 2017-12-23 11:03:50

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回答(6)

追記。
図書室で現代日本語,古典日本語,現代中国語(中国の出版),古典中国語の大辞典類を調べましたが,ついていませんね。中国語由来でもないらしい。お手上げ。

日本人のだれかが,あるとき,典拠もなく勝手に造語して,『手紙のあいさつ文例集』みたいな本に書いた。あるいは文豪が勝手に手紙に書いたものが残った。よみがなはつけなかった。それが勝手に孫引きされて世間に流布しているものとしか思えません。

つまり,SPS700さんがおしゃるように「見てわかる符丁」(たとえばトイレの性別人形マークのようなもの)であり,もはや「言語」とはいえないかもしれない(笑)。

投稿日時 - 2017-12-11 12:30:58

お礼

ありがとうございます。ネットに広まっているのが不思議ですね。逆に、このような正体不明な熟語が他にもないか知りたくなっても来ました。お骨折りいただきまして恐縮です。お礼が遅くなりましたこと、お詫びいたします。

投稿日時 - 2017-12-23 10:42:33

すみません。すでに『日本国語大辞典』もあげられてますね。これについていないなら,もうかなりの「難読語」であり,「日本語」といえないかもしれませんね。やっぱり中国音ミンレンでいいや(笑)。

投稿日時 - 2017-12-09 18:22:43

わはは。ぼくもとっさには「メイレイじゃないの?」と思いつつ,ネットの範囲では「読み」が調べられなかったのです。だから回答をつけなかった。おなじみのSPS700さんは勇気があるなあと拝見していました。

月曜日までこの質問が開いていれば,国文学科図書室で日本最大の小学館『日本国語大辞典』を調べてもいいです。それまでは,現代中国音で「ミンレンmingleng」と読んでおきましょう(笑)。

投稿日時 - 2017-12-09 18:15:15

ANo.2

 #1です。無知の告白です。

>>「でしょう」という表現をされておられるのでご推察の範囲でしょうかね。ネットで時候の挨拶で検索するとたくさんヒットするのですが、読み方だけは探せない。手持ちの漢和辞典にはこの言葉すら出ていない。不思議な単語です。

 おっしゃる通り推測です。小学舘の『日本国語大辞典』にも『広辞林』にも呉音、漢音、共に記載がありません。

 明け方は冷える、と意味はすぐわかるので、「書く」言葉で、声に出して読まない、言葉なんでしょう。命令と混同するので声に出して読まなくなったのかも’

 明は「メイ」と読む例が下記にあります。
 http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/faq/24sekki.html

 冷を「レイ」と読む例は下記にあります。
 http://先読みトリビア.com/2015/0816/sinnreinokou/#i

投稿日時 - 2017-12-09 13:53:58

ANo.1

 仏教用語なら「ミョウリョウ」ですが、この種の言葉は「呉音」でなく「漢音」を使いますから、「メイレイ」でしょう。

投稿日時 - 2017-12-09 10:59:15

お礼

ありがとうございます。「でしょう」という表現をされておられるのでご推察の範囲でしょうかね。ネットで時候の挨拶で検索するとたくさんヒットするのですが、読み方だけは探せない。手持ちの漢和辞典にはこの言葉すら出ていない。不思議な単語です。

投稿日時 - 2017-12-09 11:33:28

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