第五文型:hear の使い方
第五文型の「原型不定詞」をとれる動詞(知覚動詞)に「hear」がありますが、あるテキストに2つの文が掲載されておりました。
1.原型不定詞[call]
I heard someone call my name.
2.現在分詞?[singing]
I heard a little bird singing on a tree.
どちらも、「私は~が~するのを聞いた」という文章なのに、1は原型不定詞で2は現在分詞が使われています。
これは、どちらでも良いということなのでしょうか??
基本的なことかと思いますが、よろしくお願いいたします!!
投稿日時 - 2013-10-31 15:28:39
> どちらも、「私は~が~するのを聞いた」という文章なのに
区別をつけるように訳すなら、1. は 「だれかが私の名を呼ぶのを聞いた」 で、2. は 「気の上で小鳥がさえずっているのを聞いた」 となります。
つまり、1. は 「・・・ するのが聞こえる」 で、2. は 「・・・ しているのが聞こえる」 というふうに区別することができます。
また、「スーパー・アンカー英和」 第2版の hear の項を見ると、「hear A do では動作の全体に、hear A doing では動作の進行 (の途中) に重点がある」 と書かれていました。
ご参考までに。
投稿日時 - 2013-10-31 17:59:21
わかりやすく丁寧にご説明いただき、ありがとうございました!!
参考文献まで書いていただきありがとうございます♪
投稿日時 - 2013-11-01 10:55:29
このQ&Aは役に立ちましたか?
0人が「このQ&Aが役に立った」と投票しています
回答(4)
1と2は意味が若干異なります。
1)のcallは短い時間で完了する動作であり、それを全部通して聞いたということです。
2)のsingは長く続く可能性のある動作ですが、少なくともその一部を聞いたということです。
1)でcallingにすることもできますが、その場合は瞬間的な状況を表します。2)でsingにすることも可能ですが、その場合は小鳥が歌ったのは短いフレーズで、それを全部聞いたという意味です。
知覚動詞の多くは目的格補語に原型不定詞も現在分詞もとれますが、どちらをとるかはむしろ補語の意味によります。
投稿日時 - 2013-10-31 22:03:47
とてもわかりやすく丁寧にご説明いただき、ありがとうございました!!
投稿日時 - 2013-11-01 10:51:24
実際の場面ではさほど厳密ではありませんが、一応の規則として…
原形が続くときは、その行為が始まってから、終わるまでを見聞きした場合、
分詞の時は、行為の一部を見聞きした場合
と、区別されます。
「名前を呼ぶ」のは呼び始めて呼び終わるまでなので、矛盾はないと思います。
「鳥が鳴く」のは、鳴いている最中に聞こえてきたか、鳴いている最中に自分がその場を離れたのでしょう。
ただ、最初に書いたように、この一文だけで断言できるほど厳密ではありません。
投稿日時 - 2013-10-31 20:26:21
とてもわかりやすくご説明いただき、ありがとうございました!!
投稿日時 - 2013-11-01 10:54:14