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解決済みの質問

源氏物語の翻訳について

いつもお世話になっています。
A.Waleyの源氏物語英訳(桐壺)を読んでいます。
わからないところを教えていただいて
少しずつ読んでいかれればと思っています。
英語の勉強もしたいと思っています。
続きをよろしくお願い致します。

1)


Thinking that now no one would have the heart to be unkind to the child,the Emperor began to take him to the apartments of Kokiden and the rest,saying to them ”Now that his mother is dead I know that you will be nice to him.

●今若宮に意地の悪い事をする心を持つだろうという人はいないだろうということを思いながら、帝は弘徽殿の部屋と残りに彼を連れて行くことを始めた。「彼の母が亡くなっている今、私はあなたたちは彼に対して良いだろうということを知っている」と彼らに言いながら。・・・?

冒頭のThinkingと途中のsayingは分詞構文で「ながら」という訳でしょうか?

apatmentsを使っていますがroomsでは意味が違ってくるのでしょうか?

saying to themとなっているのでyou will be nice to himのyouは複数の意味で「あなたたち」でしょうか?

I know~という表現はよく出てきますが、「私は知っている」とそのまま訳すのでしょうか?

2)

”Thus the boy began to penetrate the Royal Curtain.The roughest soldier,the bitterest foeman could not have looked on such a child without a smile,and Kokiden did not send him away.

●そうして若宮は御簾を理解し始めた。最も乱暴な兵士、最もにくしみに満ちた敵はそんな若宮を微笑みなしでは見ることはできなかった。そして弘徽殿は彼を追い払わなかった。・・・・・?

the Royal Curtain・・・・御簾?

could not have looked on・・・・この部分の前後は過去形ですがここをcould not look onとせずに完了形にした理由は何でしょうか?

smileが可算名詞なのはなぜですか?without a smileはイディオムですか?

弘徽殿女御ですら若宮(光源氏)には一目置いていたということでしょうか。

3)

She had two daughters who were indeed not such fine children as the little prince.He also played with the Court Ladies,who,because he was now very pretty and bashful in his ways,found endless amusement,as indeed did everyone else,in sharing his games.

●彼女(弘徽殿)は実際に若宮のように良い子供たちではない二人の娘たちを持っていた。彼もまた宮廷の女性たちと一緒に遊んだ。なぜなら彼はそれなりに今大変かわいらしくはずかしがりだったので、彼の遊びを供にする中で実際他の誰でもしたように終わりのない楽しみを見出した・・・・・??

カンマがたくさん入っているのがよくわかりません。whoの前後になぜカンマが入っているのか・・・・

the Court Ladies,whoの後に続くのはfound endless amusementですか?
そうなると終わりのない楽しみを見出したのは宮廷の女性たちなのでしょうか?

as indeed did everyone else・・・・・ここのdidの訳し方がわかりません。

as・・・・ように?

in his ways・・・・・それなりに?

4)

As for his serious studies,he soon learnt to send the sounds of zithern and flute flying gaily to the clouds.But if I were to tell you of all his accomplishments,you would think that he was soon going to become a bore.

●彼の真面目な勉強に関しては彼はすぐに弦楽器と横笛の音を陽気に飛ばしながら雲に送ることを習った。しかしもし私が彼の芸事のすべてをあなたに話すなら、あなたは彼はすぐに退屈な人になるだろと思うだろう。・・・・・・??

flying・・・・・・飛ばしながら?
かなり和訳が意味不明になってしまいました。

if I were~は実現性の低い内容を示すのだとしたら若宮は芸事に対してすぐに退屈にはならないということを言っているのでしょうか?
それとも彼の芸事のすべてを話す可能性は低いということを言っているのでしょうか?(私はあなたに彼の芸事のすべてを話すことはないだろうが・・・?)

4)が??状態です。

よろしくお願い致します。

投稿日時 - 2012-10-17 21:44:07

QNo.7753513

暇なときに回答ください

質問者が選んだベストアンサー

今晩は。昨晩は寒かったです。炬燵がほしいくらいでした。

1)
>今若宮に意地の悪い事をする心を持つだろうという人はいないだろうということを思いながら、帝は弘徽殿の部屋と残りに彼を連れて行くことを始めた。「彼の母が亡くなっている今、私はあなたたちは彼に対して良いだろうということを知っている」と彼らに言いながら。・・・?

●素晴らしいです。正確です。

>冒頭のThinkingと途中のsayingは分詞構文で「ながら」という訳でしょうか?

●その通り、分詞構文です。「思っ【て】連れていった」、「連れていっ【て】、こう言った」みたいに、【て】で接続するのが一番多いです。「ながら」でも十分通じます。

>apartmentsを使っていますがroomsでは意味が違ってくるのでしょうか?

●弘徽殿の女御の住んでいたところは複数の部屋があったでしょうから、apartmentがふさわしいと思います。

>saying to themとなっているのでyou will be nice to himのyouは複数の意味で「あなたたち」でしょうか?
● これも素晴らしいお答えです!そう訳すのが自然になります。

>I know~という表現はよく出てきますが、「私は知っている」とそのまま訳すのでしょうか?

●「私は知っている」というのは、「念押し」の、半ば依頼の感じでつけているのではないでしょうか。「若宮の母君も亡くなられた今では、あなたがたも若君に優しくしてくださることと思います。」といった感じで。

2)”Thus the boy began to penetrate the Royal Curtain. The roughest soldier, the bitterest foeman could not have looked on such a child without a smile, and Kokiden did not send him away.

>そうして若宮は御簾を理解し始めた。最も乱暴な兵士、最もにくしみに満ちた敵はそんな若宮を微笑みなしでは見ることはできなかった。そして弘徽殿は彼を追い払わなかった。・・・・・?

●(貴訳)「理解し始めた」→「入り込み始めた」

 The roughest soldier, the bitterest foeman こういうのを「最上級による譲歩」といいまして「どんなに~であっても」と訳します。「どんなに荒々しい兵士であっても、どんなに剣呑な衛士であっても」

(貴訳)「見ることはできなかった」→「見ることはできなかったであろう」;ここは仮定法過去完了ですので、実際にあったことではなく、仮定の話です。

>the Royal Curtain・・・・御簾?

●その通りです。帝の座所まで一緒に連れてはいるわけですね。

>could not have looked on・・・・この部分の前後は過去形ですがここをcould not look onとせずに完了形にした理由は何でしょうか?

●上記のように仮定法過去完了(would + have + p.p.)(p.p.は過去分詞です。今後この記号を使わせて下さい)です。

>smileが可算名詞なのはなぜですか?without a smileはイディオムですか?

●まあそう言っていいです。ただし smile は元来可算でしょう。ニコッとしたら、それが a smile です。

>弘徽殿女御ですら若宮(光源氏)には一目置いていたということでしょうか。

●というか、彼を最も警戒すべき弘徽殿女御ですら、邪険には扱わなくなったということで、疑心暗鬼が薄らいだということだと思います。

2) She had two daughters who were indeed not such fine children as the little prince. He also played with the Court Ladies, who, because he was now very pretty and bashful in his ways, found endless amusement, as indeed did everyone else, in sharing his games.

>彼女(弘徽殿)は実際に若宮のように良い子供たちではない二人の娘たちを持っていた。彼もまた宮廷の女性たちと一緒に遊んだ。なぜなら彼はそれなりに今 大変かわいらしくはずかしがりだったので、彼の遊びを供にする中で実際他の誰でもしたように終わりのない楽しみを見出した・・・・・??

●いいですね。

>カンマがたくさん入っているのがよくわかりません。whoの前後になぜカンマが入っているのか・・・・

●カンマがあるおかげで、who found とつながるのがよく見えます。

>the Court Ladies, whoの後に続くのはfound endless amusementですか?

●その通りです。

>そうなると終わりのない楽しみを見出したのは宮廷の女性たちなのでしょうか?

●その通りです。

>as indeed did everyone else・・・・・ここのdidの訳し方がわかりません。

●did = found endless amusementです。「ladies 以外の人たちが、尽きせぬ楽しみを見出したように(ladiesも)尽きせぬ楽しみを見出した」

>as・・・・ように?

●その通りです。

>in his ways・・・・・それなりに?

●彼なりのやり方で、です。私も bashful ですが、誰も appreciate してくれません。しかし光源氏が bashful にすると、それはもうたまらない魅力だったでしょう。品格があるのですね。

4)As for his serious studies, he soon learnt to send the sounds of zithern and flute flying gaily to the clouds. But if I were to tell you of all his accomplishments, you would think that he was soon going to become a bore.

>彼の真面目な勉強に関しては彼はすぐに弦楽器と横笛の音を陽気に飛ばしながら雲に送ることを習った。しかしもし私が彼の芸事のすべてをあなたに話すなら、あなたは彼はすぐに退屈な人になるだろと思うだろう。・・・・・・??
>flying・・・・・・飛ばしながら?
● send A ~ing がイディオムです。「Aを~させる」です。send a ball flying=球を飛ばす
send the sounds of zithern and flute flyingで、琴と笛の音を飛ばす、となります。

>かなり和訳が意味不明になってしまいました。

●そんなことはないです。通じました。

>if I were~は実現性の低い内容を示すのだとしたら若宮は芸事に対してすぐに退屈にはならないということを言っているのでしょうか?
>それとも彼の芸事のすべてを話す可能性は低いということを言っているのでしょうか?(私はあなたに彼の芸事のすべてを話すことはないだろうが・・・?)

● ここは難しいところです。ひねりが聞いています。ドラえもんに「できすぎ君」というキャラクターがいますが、なんでもできるので、のび太より見ていて退屈ですね。だから、もし私が若宮の優れたところを数え上げていったとしたら、みなさんは、あ、若宮は「できすぎ君」のような退屈な人間になるのではないかと思われることでしょう、ということですしかしそれを言うことによって、逆に読者は、若宮は超人的な美質だらけの人間なのだということを印象づけられるのです。

>4)が??状態です。

●最後が難しいですね。

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《余談》
 19世紀の世界はイギリスの独壇場の世界といってよく、その時の女王の名にちなんで「ヴィクトリア朝」と呼んでいます。1837年から1901年までです。昭和天皇と同じ長さの治世でした。
 この時期、イギリスは世界一の繁栄を謳歌しただけでなく、質・量ともに、世界一の小説の産出量を誇りました。ディケンズ、G.エリオット、サッカレー、ハーディー、ブロンテ姉妹、ギャスケル夫人、スティーブンソン、ギッシング、メレディス、ルイス・キャロルなど綺羅星の如くという言葉が大げさに思えません。
 しかしやはりヴィクトリア朝文学は一定の型を持っていて、その分、限界もありました。それを打ち破ろうとして出て来たのが《モダニスト》と呼ばれる文学者で、T. S. エリオット、ジェイムズ・ジョイス、そして昨日触れましたヴァージニア・ウルフがその代表格です。
(長くなりますので機会があればまた続きを書きます。)

投稿日時 - 2012-10-17 22:55:45

お礼

今晩は。まだ炬燵は出していません。もう少し大丈夫そうです。

いつも大変丁寧に回答をしてくださってありがとうございます。

2)は仮定法完了形だったのですね。仮定なので実際にあったことではなかったのですね。「最上級の譲歩」というのも覚えておきたいです。

光源氏は幼少期は奥ゆかしい子供だったようですね。謙虚さを持ち合わせた人はappreciateされると思います。

4)の「できすぎ君」の例は楽しく理解させていただきました。

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イギリスは産業革命によって世界をリードしましたね。小説の分野でも世界一だったのはあまり認識していませんでした。
高校時代に使っていた「新編国語便覧」という本を開いてみたらヴァージニア・ウルフについて「意識の流れを重視し内面描写に特徴がある」と書かれていたので、これは『源氏物語』に通じるものがあると思いました。(T. S. エリオットもジェイムズ・ジョイスも新しい世界を確立したことが書かれていました。)
是非続きをまた聞かせてください。いろんなお話を聞かせていただけるので楽しいです。

投稿日時 - 2012-10-18 00:11:23

ANo.1

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