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解決済みの質問

経済成長する理由

経済成長の理由・・

投資・技術・教育の向上・インフラだと思うのですが、
古典派経済理論や、ネットを見てると様々で
混乱してきて、最終的には教科書に戻るのですが
参考書を何冊か読んだわりには、経済成長については
全然横つながりが分かってないというか
行き詰ったまま数ヶ月経ち
自分なりにまとめてみても、よんだら変で
最終的に、また参考書を読むことにしたのですが。。

経済成長の理由って一体なんなんでしょうか?
それぞれ意見が違いすぎて、読むたび混乱してきます。

投稿日時 - 2008-01-04 16:03:52

QNo.3649461

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

そういうのは、経済史を勉強するとよく分かると思いますよ。
私も基本的には質問者さんの意見に同意です。
つまり、
>投資・技術・教育の向上・インフラだと思うのですが

です。
ただ、これは一つ一つの事象やアイディアや技術であって全体としてどのように繋がっているのかはいまいち不明ですよね。
これを人類の経済システムの変化という面から見ても面白いです。

1.投資という概念の誕生
まず、経済活動とは生産と消費で成り立っています。
つまり、皆で作って皆で使っているわけです。
さて、ここで今100のモノを生産したとして、生活していくのに必要なモノが80だとします。すると残り20のモノはどこに行ってたかというと支配者層の生活(贅沢)に使われていたわけです。
しかし、貨幣経済が発達すると徐々に商人が力をつけてきます。商人が残りの20を扱うようになってくるわけです。商人は無駄なお金は使いません(少なくとも王様よりは)、商人は儲けたお金を再び投資してさらに経済活動を発展させます。
この役割はやがて銀行が引き継ぐようになり経済活動の発展に大きな意義を果たしました。

2.共同体(協業)システムから市場(分業)システムへ
もう一つあげられるのは、経済システムの大きな変化です。
この当時の貨幣は経済の主役とは言えず、物々交換に近い経済システムでした。
近世以前の経済システムは共同体システムといわれる経済システムでした。
つまりこれは、皆で一緒にやるということです。
共同体システムとは、豚を育て、米を作り、布を織り、魚を取り、農具を作るという自給自足を軸にした経済システムです。
対して市場経済システムとは、米を作る人、服を作る人、機械を作る人という分業を交換を軸にした経済システムです。

共同体システムは人と人の縁故で結ばれる経済システムです。
みなが助け合い、協力し合い暮らしていくシステムです。
恩と恩をやり取りする経済システムといえます。
この世界では全てが人と人の助け合いでなされています。たとえば現在の福祉といわれている制度も、働き手が怪我をしたら恵んでくれたり(今の保険)、誰かの家を建てるときに手伝う変わりに自分の家を建てるときは手伝ってくれたり(住宅ローン)、老人の世話をしたりです(年金)。

しかしこのシステムは致命的な問題点があります。
まず人に嫌われる=死活問題ですから、人々は人間関係を強化するために常に動き回る必要があります、古い社会での冠婚葬祭が盛大なのは人脈を保つための知恵です。
当然プライバシーも何もなく、人脈の維持費用は非常に高いです。江戸時代の武士の出費の大部分は人脈と権威を守るために使われていました、宴会も見栄を張るのも立派な仕事だったのです。

何より共同体システムを支えているのは感情です。
感情は、暖かいですが、同時に不条理です。疑心暗鬼と嫉妬にまみれています。
新しいことを始めれば、足を引っ張られます。失敗すればそら見たことかとなじられますし、成功しても嫉妬を買いますし、儲けは山分けです。
何より土地や水の大部分は共同利用なので、みなの同意を得なければ新しいことは始められません。
逆にちょっとくらいサボってもあまりデメリットはありません。みなで作ってみなで使っているわけですから誰かしらが助けてくれます。
こんな環境では進歩よりも現状維持が優先されるのは当然でしょう。

というわけで、近世以前の社会はこんな風に現状維持が優先された社会だったわけです。

しかし、市場経済システムは違います。
必要なものは全てお金で買えます。
不確かな恩などではなく、目に見える明確な貨幣とモノがやり取りされる経済システムです。
頑張れば頑張っただけ儲かりますし、他人に嫌われても金があれば生きていけます。
そして頑張らない人たちは生きていけません。

もう一つ重要なことは、分業が可能になるということです。
自給自足な共同体主義の下では服だけを作っていては生きていけません。
米も魚も必要なわけです。
しかし、市場経済主義の下では服を売ったお金で米や魚を買えばいいわけです。
毛皮のたくさん取れる山間の村は毛皮を取ることに専念したり、水がいいなおいしい酒の産地は酒造りに専念できるわけです。

逆に分業が進んだ社会ではお金を稼がないと生きていけないので、弱肉強食な競争を勝ち抜かないといけません。
したがってみなが頑張るようになります。

3.思想の変化
中世の時代つまり、投資や市場経済システム誕生前には発展という概念そのものが希薄でした。
発展よりも安定や生存が重視されていました。(相互に協力しないと生きていけない市場経済システムは不安定なシステムです)
その土地の支配者も経済の生産力の増進を考えるよりも支配の拡充を重視していたわけです。

しかし、ゆっくり技術が蓄積され少しづつゆとりが生まれ、交易が生まれ、経済が少しづつ発展していくに従い、投資や市場経済システムがゆっくりはぐくまれていきました。
それと同時期に国家の生産力を高めようという思想も国の支配者たちも持つようになりました。

つまり、昨日より今日をより強くしようという考えです。
投資も市場経済システムも経済政策も発展を重視したものになったわけです。
これは今では当たり前ですが、当時としては画期的なものだったのでしょう。経済はどんどん発展し、それが植民地貿易を産み、イギリスで産業革命を産み、アメリカの第二次産業革命を産み、現在の経済成長を産んだのだと思います。

時代的に考えると
中世は人々が安定を模索した時代
近世は人々が新たなシステムを模索した時代
近代は人々が新たなシステムを運用し始めた時代
現代は人々が新たなシステムの問題点を修正している時代
なのだと思います。

投稿日時 - 2008-01-05 23:47:58

お礼

ありがとうございます。経済学の先生の本にも、上記のような内容があったのですが、どの点をつかえばいいのか全く分からず、答えをみつけることばかりに集中した結果・・もがいて終わっただけのような気がします><上の文章、とても素晴らしいです!!これは書籍化されてもよさそうな内容ですね。本当に、有難うございます(号泣)
やはり、人間の営みからの視点というのは大事なのですね。
試験が終わり、落ち着いたら何回も読ませていただきます。
素晴らしい文章ありがとうございます!!
何か、ヒントになるというか・・漠然とした状態の今でも何かを感じました(笑)
伊藤先生の、新しい参考書も昨日借りましたので
そちらも読みながら、もう少し頭を整理したいと思います。

投稿日時 - 2008-01-06 12:33:32

ANo.4

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回答(5)

ANo.5

ちょっとだけ訂正
投資は『行為』ですのでシステムとして考えるなら『資本主義』(もしくは資本経済)といったほうがよいですね。
資本主義とは、余剰生産物を生産設備の増強に振り向け生産力をさらに強くするという経済システムです。
ですから貨幣の発達により資本主義と市場経済が普及したことが大きな要因だと言ったほうが綺麗に収まりますね。

中世以前の人々には効率化とか発展とか進歩とかそういう概念が希薄だったのだと思います。
そもそも生産性という概念が生まれたのだって100年位前のアメリカですしね。

補足 市場経済と資本主義の前提条件
資本主義や市場経済が正しく機能するためには一定の教育(野蛮人相手に商売は成り立ちません)や交通インフラ(交易を効率化します)や法整備(商売の契約を規律するために必要)などは必要不可欠です。

江戸時代の日本は非欧州の国々の中ではそれらの前提条件が格段に進んでいたから植民地にならず列強の仲間入りすることができたのです。
しかし、格段に進んでいるとはいえそれでも遅れている部分も沢山あったので、明治政府は列強が当たり前としているそれらの前提条件をそろえることに四苦八苦しました(銀行制度の整備や法体系の整備や軍備の整備や技術の導入)。
それらが一通りそろったのが日露戦争前後です。



蛇足 経済システムと政治システム
・鐙と銃
昔の支配者は、支配の拡充=軍事力の強化くらいにしか興味がなかったのでしょう。
その原因の一つは、経済力と軍事力があまり密接に結びついていなかったからです。
金がなくてもこの身と馬があれば戦えるというわけです。(だからモンゴルはあれだけ拡大できたわけです)
中世の封建制を規律したのは鐙だといわれています。鐙が騎士を産み騎士という最強の戦士が封建制という支配形態を産む大きな要因になったというわけです。

これを打破した大きな要因は銃です。
銃を使えば素人でも騎士を打ち倒すことができます。騎士の重要性は薄れました。
そして、銃を作るには経済力が必要です。ここで経済力と軍事力が密接に結びつくようになったわけです。
そうして徐々に政治は目徐々に目的を軍事から経済に比重を移すことになったわけです。

・市場経済と絶対王政
勿論要因は銃だけではありません。
むしろ前回あげたような経済システムの変動が政治システムを変動させた要因のほうが大きいです。
封建制とは領主の領地内で自給自足することを前提にされた政治システムです。
一つの領地ごとに自給自足で成立する一つの国だったわけです。
しかし、貨幣経済が浸透すると政治的に二つの大きな影響を与えました。

一つは、領主の力の相対的減退です。
貨幣経済が浸透すると、税も貨幣で収めるようになります。
今までは物納だったのが金納になるわけです。
物納の場合、基準があやふやなのに対し、金納の場合明確に数値化できます。
基準が明確なので領主は増税をすることが困難になります。今までのようにどさくさにまぎれて増税をさせることが難しくなるわけです。
そのような状況で生産量が上がればそれはそのまま農民たちの儲けになります。これにより農民の中から力をつけた者が生まれ始め、逆に領主は力を落としました。

もう一つは経済システムと政治システムの不一致です。
交易を前提とする市場経済システムの元では地域ごとに別々の支配者では商売がやりにくいわけです。地域ごとに関税を取られたり、地域ごとに禁制品があったりしたら商売にならないわけです。
そこでせめて国ごとに一つの君主を立て、国内という経済圏ごとにまとまってもらおうという動きが始まります。それが絶対王政です。

・その他の時代の変化
なぜ、交易が始まったかというとモノ(農産物)が余ったからです。
なぜ、モノが余ったかというと農業技術が進歩したからです。
なぜ、農業技術が進歩したかというと、それは長年の技術の蓄積に加えペストの影響が大きいといわれています。
欧州に吹き荒れたペストの嵐は欧州の人々を大幅に減少させました。
すると農民が不足するわけです。
これは二つの大きな影響を与えました。
一つは、農業技術の進歩です。
今まで10人で耕していた土地を7人で耕すために技術の進歩を促しました。
もう一つは、農民と領主の力関係です。
今までは土地が少なく農民が多かったので、土地を持つ領主が有利でした。領主は『いやならここからでていけ』といえたわけです。
しかしペストにより土地が多く農民が足りなくなったので、農民が有利になりました。農民は『なら隣の領地で耕す、農民はどこでだって不足しているのだから』といえるようになったわけです。

ペストという一見ただの大災害にしか見えないような疫病でも人類史経済史的に見ると革命的大変動の景気になったわけです。

他にも、モンゴルの影響やビザンツ帝国の崩壊などの影響があります。
そもそも交易の芽はモンゴル帝国によって作られたわけですし(そのために戦争していたわけです)、ペスト流行の原因もモンゴルによるものだとも言われています。

このように様々な要因があるわけですが、それでも一定の方向に向けて社会構造が変化していっている様は感じ取れるのではないかと思います。
なんというか、人類社会は現在進行形で論理的効率的に成長しているのだと思います。

このような内容は『図説 西洋経済史』が分かりやすかったです。
資本主義市場経済以前の話は短いですが、資本主義がどのように成長しているかは分かると思います。

投稿日時 - 2008-01-06 13:57:32

お礼

資本主義がどのように成長したかということは
今までの歩みなので、経済成長のルーツ?過程にも入っていますよね。
経済史というものが、どこで経済成長と繋がっているのか分かりません。まだまだ勉強不足なので、がんばります。
こちらも、分かりやすく説明して頂き有難うございました。

投稿日時 - 2008-01-08 09:58:47

ANo.3

<経済成長の理由って一体なんなんでしょうか?それぞれ意見が違いすぎて、読むたび混乱してきます。>
とのご質問ですが、ご質問が依然として漠然としていて、どのように回答を差し上げたらよいか、判然としません。

そこで、ご提案ですが、一度、その違い過ぎる「意見」について、ご自身で箇条書き纏めて、ここで、ご披露いただくことはできませんでしょうか。
それにより、ヒントを差し上げることができるかもしれません。

投稿日時 - 2008-01-05 23:09:59

お礼

ご回答有難うございます。
私は混乱しているのは、経済成長の仕方も様々だという部分です><
たとえば、技術革新のみの場合もありますし、経済成長理論をそのまま説明していくのか?(でも、理論には問題があるし・・これじゃあ、現実の経済成長とは違うようなと思いました)
あるレポートでは、景気を安定させて、財政金融安定?、競争の促進などで、私が考えるインフラや投資・技術・教育などが全く入っていないのに合格していたんです。勿論、私の考えとは違うので、参考にはなりませんでした・・(汗)
他にも、hpをみると、専門家の方々が、金融政策だの、技術革新の凄く細かい説明をされていたり・・(経済成長について大きすぎる部分と、小さく説明していたりする部分があり、全部あつめたら、経済成長の要因になりそうなものを書き留めました、かなり膨大な数になりました;その結果、自分で 投資・技術・教育・国の環境の安定(インフラ)などとまとめましたが、国の環境の安定に、教育問題も絡んできますし・・投資の部分と技術の部分の説明を納得いくものに仕上げられず、こんなんで、経済成長するの?って感じで、最後は自爆してしまいました。今まで色々書き留めましたが、逆に混乱するので上のような状態ということを説明させて頂きました。

投稿日時 - 2008-01-06 12:28:52

ANo.2

訂正:想像するに質問者さんの関心「事」は、経済成長の「目的」とか経済成長の「メカニズム」とかじゃないんですか。

投稿日時 - 2008-01-04 17:45:04

お礼

そうですね、確かにメカニズムですね。。
お察し頂き有難うございます。
経済成長の要因を調べてるのですが、目的・メカニズムでつまづいています。
なんとなく枠組みができて、自分が説明したいけど
足りない知識?があって、これじゃあ駄目だなと思って。。
でも経済の1つ1つ(需要配給の関係やら)を知っても
この問題の答えがだせるか不安なんです。
理解しないと駄目なタイプなので。。。参考書で基礎知識を満たしても
この問題の答えはだせるという不安が多くて、
今自分がやろうとしていることは、正しいのかも分からなく
ご質問させていただいたのですが。。
質問文から、既に不安感がでてて申し訳ありません。

投稿日時 - 2008-01-04 20:58:05

ANo.1

「経済成長する理由」ってどういう意味ですかね。「理由」って言い換えれば「論拠」、対応するのは「主張」。「経済成長する」は「主張」ではありません。

想像するに質問者さんの関心は、経済成長の「目的」とか経済成長の「メカニズム」とかじゃないんですか。

投稿日時 - 2008-01-04 17:40:18

お礼

ご回答有難うございました。
詳しくは上の回答に書かせていただきました。
自分がメカニズムを知りたがっていることが分かっただけでも
大きな進歩です。アドバイス有難うございます。

投稿日時 - 2008-01-04 21:01:28

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