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解決済みの質問

世界中の為替レートが固定されたら

現在、各国通貨の交換比率は日々変動していますが、もし、世界中の通貨の交換比率が一定になってしまったとしたら、具体的にどのような不都合が世界経済に起こるのでしょうか。

或いは、世界中の通貨が統一されたら、どのようないいことと悪いことがあるのでしょうか。

投稿日時 - 2005-12-28 02:01:16

QNo.1863425

暇なときに回答ください

質問者が選んだベストアンサー

これまで回答された方とは、言い方が違うだけとも言えますが…

固定相場制にしようとしたら、直ちにおきる問題点は、「金利が自由に設定できなくなる」という事です。No.1の方が触れられているように、為替レートが固定されているのに金利が違うと、低い金利の通貨を売って、高い金利の通貨を買おうとする動きが出ます。その方が間違いなく得ですから。問題は、「誰が損なのをわかりながら金利の高い通貨を売ってくれるか」です。固定相場を維持しようとする、低い金利の国の政府しかいません。その買い支えの為には、膨大な外貨準備が必要でしょう。後述する為替管理の強化をしない限りは、大抵の国はここでひっかかって、最初から、金利を固定相場の相手の国の金利に合わせざるを得なくなります。(ですから、実際には、No.1の方の回答にあるように強い国に資金が流れるのではなく、流れないようにしておかないと固定相場が成り立たない事が多いのです。)

金利を合わせると言う事は、相手の国が景気過熱を抑える為に金利を上げた場合、自分の国が不景気で金利を低く抑えたいのに、強制的に金利を上げさせられる、という事です。景気調節の手段として、金利が使えないので、マクロ経済の調整が難しくなり、不景気もインフレもより長く続くようになります。

この問題を防止するには、為替取引を厳格に管理して、金利の高い通貨へのシフトができないようにする方法もあります。しかし、貿易をする以上他国通貨を入手するのは自然なので、これの動きを制限する事は、貿易自体を抑制する効果があります。また、これだけ人の移動も頻繁に行われるようになった現在で、為替取引を完全に管理するのは無理です。

ですから、現在のように、貿易が広く行われている状況で、かつそれぞれの国の景気変動が一致していない状況で、固定相場にしようとする為には、「マクロ経済の調整が難しくなり、景気変動が激しくなる事を覚悟して、金利を一本にしてしまう」か、あるいは「貿易活動を抑制する事を覚悟の上、資金移動に激しい制限をかける」かのどちらかしかないでしょう。
一般的には、「特定の大国の経済に強く依存する小国の方が、固定相場制の維持は容易」と考えられています。例えば、中南米の国が米ドルペッグにするのは、そういう例です。元々景気の良し悪しが、その大国の状況によって決まってしまう為に、金利が自由に設定できないメリットが少ないからです。もっと極端に言えば、そもそもその大国の通貨を、国内の主流通貨にしてしまう、という方法もあります。パナマなんかは実質的にそうです。

統一通貨は、更にマクロ政策を強く収斂させる必要があります。でないと、例えばNo.3の方の回答にあるような事が起きてしまうからです。尚、単なる固定相場であれば、No.3の方が仰るような状況では、アルゼンチンへ旅行したのでやむをえない人など以外は、アルゼンチン・ペソを受け取る日本人はいないので、そういう問題はおきません。しかし、統一通貨であれば、その流通は当然強制されるので、放漫な金融政策が直接的に他の国に影響します。それは、ユーロ導入にあたって、ヨーロッパ各国がどのような条件を課したか、を考えていただくとよくわかると思います。統一通貨は、「通貨供給量を管理する」等の経済政策を決める国家主権の一部を放棄する事を意味します。それだけ、強い「意志」が必要です。ユーロ導入は、インフレファイターとしてのドイツ連銀の実績があってはじめて可能だったと思います。一方、プレトン・ウッズ体制は、基軸通貨であるアメリカの放漫財政で崩壊しました。
私は、ユーロ導入直前に英国に住んでいましたが、英国人の「ポンドを捨てる」事に対する不安感は十分に感じました。大陸諸国に比べて、それだけ一体感が薄い、というのも明らかに影響していたと思います。

ご参考までに、国際通貨制度の説明(プレトン・ウッズ体制の崩壊を含む)と、ユーロの為にどんなマクロ経済上の共通目標(というか制限)が設定され、かつ今でもその縛りが残っている事を説明するWEBを、参考URLに入れておきます。

参考URL:http://www.findai.com/kouza/211fx.html,http://www5.cao.go.jp/j-j/sekai_chouryuu/sh04-01/sh04-02-03.html

投稿日時 - 2005-12-28 14:43:40

お礼

回答ありがとうございます。
金利の自由が利かなくなることによる、様々な問題が起こることが大きな問題なのですね。金利を合わせるか、通貨の移動を抑制するかなど、たしかにデメリットは大きいですね、とても参考になりました。ありがとうございました。

投稿日時 - 2006-01-02 16:47:21

ANo.6

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回答(6)

ANo.5

#1です。
>貧富の差や貿易摩擦を調整するための手段としても、為替レートはある程度機能している

貿易摩擦はどうか分かりませんが、大体あっているんじゃないでしょうか?
#1で述べた追加の意味ですが、通貨には伝統や親しみなどがあり、それを撤廃する事はなかなか難しいのです。
その為、世界共通通貨の発行というのは権力の象徴としての意味も持ちます・・・・というのを#4さんはいいたかったのでしょうか?

>全世界一斉のデフレ、インフレ等の経済不安

なるほど起こるでしょう。ただし、世界一斉のデフレ、インフレではなく、時間差を持つデフレ,インフレとなるでしょう。つまり、通貨発行機関の失敗によるインフレになった地域のインフレと同様にお金の価値が下がった事が地球の反対側の国に影響してインフレになるまでタイむラグが何日か何週間かあるでしょう(そのときのグローバル化の方法などの問題によっては、もっと大きく違います)そのため、それに乗じて金を儲けようという人がたくさん出てきたりいろいろとします。
経済不安というより経済混乱という形になるでしょう。

投稿日時 - 2005-12-28 13:44:36

ANo.4

完全固定相場と世界統一通貨ではまったく意味合いが違います。
完全固定相場だと世界各地で個々別々に起こるインフレやデフレなどの調整が効かなくなりある一瞬の貨幣価値に交換比率が固定されると言うことです。
世界統一通貨=世界統一政府の樹立です。
良い事は為替の手間が省ける程度で悪い事は当然唯一の通貨発行機関の通貨政策の失敗で全世界一斉のデフレ、インフレ等の経済不安が起きると言うことです。

投稿日時 - 2005-12-28 10:56:20

お礼

回答ありがとうございます。
局地的なモノ対カネの価値変動が、世界中でインフレとデフレをそれぞれ引き起こしていて、やはりその調節という意味でも変動相場制は有効なんですね。ありがとうございました。

投稿日時 - 2005-12-28 14:36:44

ANo.3

89年のアルゼンチンは年率5000%の超インフレだったらしいですね。対円レートが固定されていたとすると、アルゼンチンの人は年末には50倍の日本製品が買えるというわけです。逆に日本人はアルゼンチンのお金をもらっても何も買えない。このように貨幣や商品の価値がめちゃくちゃになります。

どうしても固定相場で、ということになれば、債務に苦しむ南米やアフリカの国は紙幣を刷りまくるでしょうね。他の国も応戦せざるを得ませんから、すさまじいインフレになるように思います。

投稿日時 - 2005-12-28 09:24:40

お礼

回答ありがとうございます。
インフレで価値が下がった通貨を、固定レートで交換するということは、yiwtさんの例で言えば50倍の価値のある通貨(円)をなんのコストも払わずに交換できるということですね。確かに大変なことになりますね!わかりやすい説明ありがとうございます!

投稿日時 - 2005-12-28 14:29:55

ANo.2

 準固定相場制であった第2次世界大戦後のブレトンウッヅ体制が何故崩壊したのかという歴史を勉強してみることも役に立つのではないでしょうか。

投稿日時 - 2005-12-28 08:43:21

お礼

回答ありがとうございます。
歴史もあわせて勉強してみます。

投稿日時 - 2005-12-28 14:38:28

ANo.1

世界中の通貨の交換比率が固定されると大変です。

例えば、固定比率をA国の100円=B国の1$として考えて見ましょう。(ジュース1本=100円=1$として考えてください)
A国がデフレ(物の価値が下がる)になってB国がインフレ(お金の価値が下がる)になったすると、

A国ではジュース1本50円になってしまい、B国ではジュース1本3$になったとします。

すると、いままで、A国ではB国から輸入していたジュースは一本100円→300円になってしまいます。
逆にB国ではA国のものをとても安く買えて嬉しいですけどね。

あと、固定比率であればそこの銀行に預けておけば、倒産しない限り絶対に減りません。ついでに言うと、そういう場所に多くの投資家やら金持ちはお金を預けてたりするのでお金が集中したりするので結構いいです。(その国と金利や比率なんかで儲ける人だけ)

全ての国が固定比率であればといいますが、実際は貧富の差が一定なわけじゃありません(一定な場所もありますが・・・・)。
世界中が固定比率になるってのはほとんど世界共通通貨の発行と同じ意味です(まぁ追加の意味はいろいろありますがね)。世界経済は大きく変動するでしょう。

どう変わるかと言われると難しいですが、恐らく全世界規模で、その時に世界で一番裕福もしくは強い国に経済が傾くかと思われます。

投稿日時 - 2005-12-28 02:55:46

お礼

回答ありがとうございます。
なるほど、デフレやインフレに対してその影響をもろに受けてしまうのですね。貧富の差や貿易摩擦を調整するための手段としても、為替レートはある程度機能しているという理解でいいのでしょうか。

投稿日時 - 2005-12-28 03:10:25

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