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解決済みの質問

遺伝子・DNAについて

DNAの情報解析について、最近の研究でDNAの全容を解明するのは大変困難だと分かったと耳にしたのですが、どういう事が分かったのでしょうか?
もし宜しければ素人の私にも分かりやすく教えて頂ければ幸いです。

投稿日時 - 2005-11-03 18:22:48

QNo.1754757

暇なときに回答ください

質問者が選んだベストアンサー

ヒトのゲノム全長の塩基配列決定はほとんど終わりました。では、何がいま問題になっているかというと、

1.当初は20万個とも10万個とも予想されていた遺伝子の数が、ゲノム配列を解析してみると、実際は3万個くらいしかないということがわかりました。ショウジョウバエの遺伝子の数が約1万5千ですから、わずか倍しか違いません。ショウジョウバエも十分高等な動物ですが、倍の遺伝子でヒトと同等になるというのは考えにくいでしょう。
実は、一つの遺伝子から、スプライシングの違いや発現調節の違いから、予想以上に多様な遺伝子産物が作られていて、それによって多様な機能を担っていると考えられるのです。

一つの遺伝子からどのような産物たちができるかは、ゲノムの配列を見ただけではわかりません。cDNAライブラリーからその遺伝子由来のものを総ざらえしなければならないでしょう。発現量の多いタイプはすぐに見つかるかもしれませんが、発現量が少なかったり、特定の細胞でしか発現しないようなものは、スクリーニングの規模によっては取り損ねるかもしれません。全遺伝子産物を解明するのは、ゲノム配列全部を読むよりよっぽど難しいのです。しかし、遺伝子の機能の全貌を解明するにはいずれ達成しなければならない課題です。

2.今、ゲノム配列から予想される遺伝子の数は○○個、ゲノムの中で遺伝子のしめる割合○%とか言っているのは、基本的にはタンパク質をコードするものだけしか考慮されていません。しかし、最近、いままでゲノムの中でガラクタだと思われていた部分からもかなりの転写が起こっていて、少なくとも一部は遺伝子機能の調節に使われていることがわかってきました。non-coding RNAやmicroRNAとよばれているものたちです。
タンパク質をコードしている遺伝子産物だけでなく、それこそガラクタの山のようなnon-coding RNAを総ざらえして機能を調べていくとなると、気が遠くなります。

投稿日時 - 2005-11-04 10:27:16

お礼

御回答ありがとうございます。
分かりやすいご説明ありがとうございます。
ゲノムだけでなく全遺伝子産物を解明する必要が出てきたのですね。

投稿日時 - 2005-11-04 17:04:33

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回答(2)

ANo.1

素人向けにはここなど。
http://www.kazusa.or.jp/jpn/dna/kiso.html

DNAの全容にもいろいろあります。たとえば、ひとのDNAの全配列決定の巨大プロジェクトはほぼ終了しています。

つぎの巨大プロジェクトがないと、研究者が失業してしまいますから別の意味で「DNAの全容を解明するのは大変困難だ」とするのはよくあることです。

たとえば、DNAからどう、どこの情報がタイミングよく取り出されて、必要なときに必要なだけ働くか?はケースバイケースでよく分かっていない部分です。たとえば、あなたが手に怪我をしたとき、小さな怪我なら自然に治ります。これも「DNAからどう、どこの情報がタイミングよく取り出されて、必要なときに必要なだけ働くか?」になりますね。これをDNAの全容と広い意味で定義しなおすと、解明するのは大変困難ということになります。

投稿日時 - 2005-11-04 03:15:38

お礼

御回答ありがとうございます。
URLありがとうございます。
>DNAからどう、どこの情報がタイミングよく取り出されて、必要なときに必要なだけ働くか?
これを全容を広い意味で定義し直すと解明が困難なのですね。

投稿日時 - 2005-11-04 17:06:28

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