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解決済みの質問

HD DVDのメリットは何ですか?

以前何度か「DCC(デジタルコンパクトカセット)は生き残るすべがあったのではないか」という質問を行いましたが、そうなると東芝主導で出していた「HD DVD」はメリットが本当にあったのかということになります。

そもそもDCCが生き残るすべがあったと主張してきたのは、「アナログカセットの生産ラインを生かせるのでは」・「海外ではディスクよりテープが広まるのでは」・「1号機を単品デッキではなくラジカセやポータブルで出していればよかった」・「アナログカセットの録音も可能ならよかった」など、生き残れたかもしれない点を多数主張してきましたが、HD DVDにはそれが全くと言っていいほど存在せず、DCC以上に普及要因の無いメディアであると思いました。
低コスト生産を売りにしていましたが、DCCも最初はメディア価格がMDより35%も安かったので、BDの生産コストがHD DVD以下になってからは、容量の少ないHD DVDは何の利点も主張できないメディアに成り下がっていたと思います(=初期の生産コストが低ければ普及するとは限らない)。
DVDと名前はあるものの従来のDVDプレーヤーでは再生も行えず、かといってHD DVD/DVD兼用レンズがあるわけでもありません。DCCがMDに対しての利点としていた再生互換性はBDと何ら変わらず、ランダムアクセスもBDより分がいいわけでもありません。ベータ対VHSでもベータは高画質を売りにしていたものの、HD DVDはBDより画質がいいかといえば違うと思います。

更に賛同メーカーも少数(中にはBD陣営へ鞍替えもしくは相乗りしたメーカーも)、HD DVDの撤退は早くから予想していましたが、HD DVDは本当にメリットがあったのでしょうか?

投稿日時 - 2014-03-15 20:44:25

QNo.8515239

困ってます

質問者が選んだベストアンサー

メリットですか・・・そもそも、メリットはいつからいつまでで見たときの話なのでしょうか?
歴史を知っていなければ、難しい話です。

DVD Forumは既に90年代のDVD規格策定時に存在しており、AOD(後述)が規格申請された頃は、最盛期でメンバーも多かったと言えます。逆に言えば、BDF(現在のBDA)にも同時に参加して、二兎を追うベンダーも多かったのが現状です。実を言えば、当時それをやったベンダー(いわゆる両方に中途半端に参加したメーカー)は全て、事業から撤退または、縮小しODMによる供給を受けている程度です。まあ、DVD Forumの弱みとしては、規格を策定するのに恐ろしいほど時間が掛かりました。

BDは逆に新規ということもあり、楽に規格化が完了し、BDZ-S77を製品化し、その後全く規格上の互換性のないBD-ROMとその互換商品を発表できたことに利点があります。


Q/HD DVDは本当にメリットがあったのでしょうか?

A/早い段階で規格が成立し商品化されていれば、メリットはあったでしょう。そもそも、ベアディスクはBDには当初無かった規格で、BD-R Revision 1.0は、それ故に製品化されませんでした。TDKがDURABIS(ハードコート技術デュラビス/現在のベアディスクはTDKのDURABISが無ければ実現できなかった)を開発しそれを公開(DVD向けの開発完了は2002年で当時は自社特許、BD市場での公開決定は2005年頃でBDに関しては自由化)しなければ、場合によってはHD DVDに軍配が上がったともされています。何せ、BDは完全なシェルディスク(殻に収まったMDやMOのようなディスク)になっていたはずですから、単価は劇的に高くなります。

HD DVDは実は画質もBDより良くなるはずでした。それは、H..264/AVC(MPEG4 High Profile)のサポートは当初BD規格では予定されていなかったためです。これは、VC-1(当時のVC-9)もそうですが、HD DVD(当時のAdvanced Optical Disc)では容量が15GBと20GB(R及びRRが15GB、ROMとRAMが20GBで容量が異なる。片面一層)と少ないことから、当時のAdvanced FormatであったMPEG4 Part.10 H.264/AVCを規格策定中(MPEG4 High Profile)の段階で、早速採用することを決めていたためです。しかし、これもBD-ROMの規格策定までにBD陣営が採用しました。

オーディオに関しては、Digital Theather Systems社のオーディオ、DTS-HDにおいてBDより高いビットレートに当時は対応していました。著作権保護であるAACSに先に対応したのも実はHD DVDです。

では何が流れを大きく変えたかというと、まず一つは松下電器産業(現在のパナソニック)がDVR-Blue陣営に協力したことが大きいといえます。DVR-Blue陣営であるソニーとフィリップスは既に2000年頃に20GBオーバーのシェルディスク開発に成功していました。当時ハードディスクの主流が15~40GB程度の時代です。そこに、松下がPDとDVD-RAMで培った相変化技術に関するPLLなどの技術を持ち込み共同開発を発表したのです。そこで、容量が劇的に増えました。

さらに、その後先に述べたDURABISの技術供給によってほぼ決定的になったのです。
尚、AODは、2003年に初代製品がCEATECにてNEC(その後ソニーオプティアーク→撤退)から発表されており、2004年には商品化予定でした。

即ちそれぐらい優れていたにもかかわらず商品化は、AACSの策定難航や、その他ライセンス関係の対応、そして、Forumの規格策定における利害関係から難航します。結果的に、BD陣営にも賛同するベンダーが増え、失敗に終わるのです。

まあ、BDの強みは、容量と先進性にあり、指紋や傷に弱いという開口率0.85で、保護層の厚さが0.1mm(当時、高度1cmをジャンボジェットが飛ぶ正確性が必要という言い回しが使われた)という欠点が払拭でき、かつ無機素材を使ったメディアの量産が容易に出来るようになれば、勝利は間違いありませんでしたから・・・まあ、遅きに失すれば当然、HD DVDは失敗します。

逆に、BDは賛同メーカーが増え、技術が共同で実現されれば成功することになります。それだけです。

質問者様は、AODの段階でどちらが有利とされていたかはご存じない方かと思います。
当初は、AODが順当に2004年頃までに製品化されれば、下手をすればBDに勝ち目は無かったのですが、もたもたしている間に、BDF(BDA)とDVD Forumの両方に参加するベンダーが増え、最終的に製品化が出来る状況になったときに、BDはPS3(標準搭載)も含めた包囲網が整い、HD DVDは東芝と形だけマ社がゲーム機で拡張性を謳う程度になったのです。
要は、歴史的の積み重ねでトータルを見れば、BDがどう考えても成功しているのです。しかし、実際にはHD DVDが遅すぎたというのが現実です。


まあ、HD DVDが順当に商品化されていれば、もっと早い段階でHDコンテンツが市場に出回っていた可能性などが考えられます。しかし、それがメリットだったかは分かりません。強いて言えば、これで揉めている間に、市場はパッケージから、オンライン対応にシフトを進め始めたこともあり、BDは日本以外の市場では、ほとんど売れていないという結果になっています。

要は、BDは市場には残ったが、勝ちとは言い難い結果に、HD DVDは市場から消えてまあある意味正解となったということでしょう。そして、市場でBDドライブを開発するメーカーは既に、ドライブでは、パイオニア、パナソニック、日立HGデータストレージ、東芝サムスンストレージ、ライトオンなどのメーカーに、プレーヤーやレコーダーでは、ソニー、パナ、東芝、サムスン、LG、船井(後はODM、OEM)などに限られてしまいました。それらも利益は雀の涙ほど出ているか、または赤字です。
ソニーでさえも、NECと合弁となった後に、光学ドライブのオプティアークの事業から撤退していますから・・・何がメリットなのか・・・

アーカイバブルディスク(いわゆるProfessional Discの後継)がどうなるかによって、分かるのではないでしょうか?個人的には、LTOの方がこれからの主力だと思いますが・・・。下手をすれば、DDS(DATのデータ記録版)の方が安価で売れます。

投稿日時 - 2014-03-15 22:37:39

お礼

ありがとうございました。

少なくとも、2006年以降はメリットがなかったと思いますね。

投稿日時 - 2014-03-20 23:01:35

ANo.1

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